大工も作らぬ火の車
4年前に亡くなった親父の工事日誌(のような物)を開いてみた。
するとノートの最初と終わりに二度にわたり同じことを書いていた。
その内容は
「大工さんも作らぬ火の車、己が作って己が乗る」
というもの。
意味がさっぱり分からなかったのでインターネットで
早速調べてみた。
すると
「火の車作る大工はなけれども、己が作って己が乗る」とヒット。
大工という言葉がでているので、建築に関係している諺かな、と思ったが
全く違っていた。
宗教の諺?らしく意味は
自分の人生を形成し決定するものは神仏ではなく、他ならぬ自分自身。
自分の人生は100%自分が形成していくのだから
他人のせいにしたり、生まれ育った環境のせいにしたりしないこと。
というような意味のようです。
さすがは親父です。
いや、凄いぜ親父!
きっと親父は親父で最後まで真剣に人生を歩んだことだと思います。
私も、親父を超えるとか超えないとかの話ではなく
同じ人間として自分の人生に100%責任をもって
生きたいと思います。

